皆さん
こんにちは!
ともぞー(@tomozo_2018)です。
前回記事「人生が終わったと思った、暗黒時代が幕開ける。」は読んで頂けましたか?
↓僕の人生シリーズ第4話人生が終わったと思った、暗黒時代が幕開ける。
イジメから引きこもってしまいましたが、それからどうなったのか・・。
人生が終わったと思っている人がいたら、何かのヒントになるかもです。
- 引きこもり生活、日課は?
- 「このままじゃ、卒業できませんね」
- 弟にも見下される。
- 「人生終わった、死にたい」
- 担任も校長もあてにならない
- 地元を出て山村留学へ寮生活を送る。
- 山村留学とは?
- 山村留学には、どんな子が来るの?
- サッカーが、そこそこ上手いだけで充分モテる
- 女風呂を覗いて、正座させられる
- 真実の優しさを感じたからかもしれない
- でも、ちょっとした差別はあった。
- 自信がついたら、大復活。
- 本当に変わりたかったら環境を変えろ
- まとめ
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引きこもり生活、日課は?
引きこもった事がない人の為に、当時引きこもり生活は何をしていたか、ちょっと簡単に説明しちゃいますね。
今でさえ、こんな軽いノリで話せてしまいますが、「何してんの?アホじゃない?」って思うかもですが、当時は冗談じゃなかったですよ本当。笑
- 深夜ラジオを朝方まで聴いて寝る。
- 朝は起きずに朝食もとらない。
- 昼頃起きて、TV「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」見る。
- 昼食は自分で作る。
- また寝る、布団にこもる。常にパジャマ。
- 夕方起きて深夜まで。
↑毎日、永遠とこの繰り返しです。完全に廃人です。
両親は仕事に出かけてしまうので、ずっと家に一人です。
朝や帰りの登下校時、まわりの学生たちが「会話しながら歩いて登校するすがたさえ見たくなかった。」
何がやりたいだけでもなく「ただ時間が経つのを待っている感覚」でしたね。
先に何かが見えるわけでもなく。
昼にに見てたのが、今でも放送している朝日放送の料理番組「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」知っている人いるかな?
コレ毎日見てたから料理を覚えたようなものですよ。笑 そういう意味では人生にとってプラスかもですね。
「このままじゃ、卒業できませんね」
ダラダラと半年ぐらいは、引きこもり生活が続いていました。
両親も学校に呼び出され、「このままじゃ卒業できませんね」「進学はムリです」と言われたそうです。
「あぁ、僕はもう駄目なんだ、進学出来なかったら、将来は終わった」
今考えたら、いろいろな選択肢はあると思いますが、余裕が無く一方向しか見えない人間はそれ以外の選択肢なんて考えられないのです。
弟にも見下される。
弟も「あんな、お兄ちゃんみたいには、なりたくない!」 「何してんのアイツ?」って感じで両親に話をしていたらしいです。
まぁそうなりますよね、兄ちゃんが毎日学校へ行かないで、部屋に引きこもっているんですから・・。
友だちにも何か言われていたかもしれませんね・・。申し訳ない。
↓あ!そうそう、弟は最近ですが写真家になりました。よかったら記事読んでみて下さいね。
「人生終わった、死にたい」
無理して学校へ行く気にもなれず、「自分は何がしたいのか?」「ゲームのように人生をリセットしたい」と思うようになります。
真冬の空の下、ものすごい孤独感。飛び降りて自殺でもしようかと自宅の屋根の上に登り、それでも死ぬという事に恐怖し、大泣きした事もありました。
解決する方法も見つからず、時だけが過ぎていった。
担任も校長もあてにならない
校長と話すまでに、熱心に両親は掛け合ってくれましたが、イジメの事実と解決方法を学校側にお願いしても、
「そんな事実はない」「クラスのみんなとも仲良くやっていた」と言うばかり。
テレビで学生がイジメで自殺したりすると、学校側が同じようなコメントするでしょ?
まさにそのままなのです。それが現実なんですね。一人の生徒がどうなろうと、大人たちには関係ないのです。
僕には、その状況が痛いほど理解できます。
地元を出て山村留学へ寮生活を送る。
- 今の学校へ行きたくない → 転校させる。
- イジメる人がいる → 違う人たちに出会わせる。
あんな学校へ行かせても・・。親もどうしていいかわからず、 とにかく必死だったと思います。それは感謝しかありませんよ。
ある日、新聞の広告を見ていて山梨県で募集していた「山村留学」という制度を知ったみたいです。
このまま同じ学校に「ムリに行かせることもできない」し、「本人が行く気がない」のだから、「行く学校を変えてみよう!」と改革的決断だったっと思います。
こんな発想はなかなか思いつかないですよね。
転校させて、「まったく自分の事をしらない人たちがいる環境に入れたら変化が起きる」と思ったのでしょう。
それでも行くのか?って話ですが、本人(僕)は「学校へ行きたくない、勉強がしたくない」というのが原因ではなく、「今の学校がイヤ、イジメてくる人たちがイヤ、この状況がイヤ」
だったので、それがリセットできるなら、こんな好都合はない訳です。
山村留学とは?
山村留学とは、都市部の子供たちが親元を離れて過疎化の進む村の学校へ移り住み、その地元の学校へ通い、いろいろな体験を積む、経験をさせる。といった制度です。
村としては、学校に通う子が増えるため、少子化で生徒が少なくなった学校を廃校にする事が無くなるといったメリットがありますし、
山村留学をする側は子供への「貴重な体験をさせたい」「寮生活による自立をさせたい」などのメリットがあります。
↓山村留学について、もっと詳しい事が知りたい方は参考にしてみて下さい。
山村留学には、どんな子が来るの?
山村留学ってどんな子が来るのか気になるでしょう?「どうせ、お前みたいな、イジメられっ子の集まりだろ?」って人もいると思うので、参考に説明しておきますね。
- 僕みたいにイジメられて不登校だった子。
- 大富豪の子。
- 教育熱心な親の子。
- 片親で仕事が忙しく、子育てが難しい親の子。
- 自分から行きたい!って思った子。
すごい組み合わせだと思いませんか?子供ながらに「こんな環境にバラバラな境遇の子が集まったなぁ」と 思ってしまいました。
僕はイジメられた環境から抜け出す為に来たわけでしたが、人生経験を豊富にさせる為に通わせるといった事もあったので驚きました。
大富豪の子は気になりますよね?
この子は「大阪(おおさか)」ってあだ名がついてて関西人だったんだけど、親が大阪の大資産家だったみたいで、まさに「人生経験を豊かにさせる」って意味で通わせていたみたい。
なんせ親が村に来る時は、ヘリコプターで来ますからね・・。村には山小屋に物資を運ぶ為のヘリポートがあって、そこを毎回使ってました。
金持ちだからって態度がデカくもなく、ものすごい面白いヤツでしたよ。
同学年の子は一人だけ東京から来ていました。さっきは大阪だったので、コイツは「東京」としておきましょう。
この子も親が教育熱心で、頭がよく勉強ができたので、いつも「帰りたい」と言っていました。「こんな村に来てたら、塾もないし勉強できないから遅れてしまう」ってのが彼の口癖だった。
サッカーが、そこそこ上手いだけで充分モテる
部活ではイジメられて嫌だったサッカーですが、村の子たちよりも、山村留学で来ていた子たちよりも上手かったので、チヤホヤされましたよ。
周りと比べて、今の自分のレベルは低いと思いがちですけど、他の環境へ行ったら別世界になるなっ!て感じましたね。
ビジネスに例えたら、日本でありふれたサービスが、海外へ持って行ったら、大ヒットするって事があるのと同じ現象です。
今では告白さえもメールで済ませてしまう時代だそうですが、昔は手紙「ラブレター」なんて物も貰いましたよ。
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女風呂を覗いて、正座させられる
ちょといい気になると、悪い癖が出てくるもので、さっきの「大阪」と「東京」てヤツらと、「なぁ、面白そうだから女風呂覗きにいかへん?」ってエロ心がでて・・。
夜な夜な、ガサゴソ、寮の外に出て女風呂を覗きにいくことに、ひとりバカなヤツがいて足元が暗いからとライトを持ってきて照らすものだから・・。
「あ〜〜〜!誰か人がいる〜〜〜っ!!」
ってなって、「やべぇ!バレたじゃね〜か!」大急ぎで暗い夜道を走るものだから、コケて泥だらけ・・。証拠が出てしまい。
帰ると、寮の責任者の方に呼ばれ、さんざん叱られたあげく、正座させられるという。
覗きは立派な犯罪です。絶対ヤメましょう。
真実の優しさを感じたからかもしれない
山村留学では、寮生活ですが、寮では村のお年寄りの方が来てご飯を作ってくれたり、いろいろと気にかけて声をかけてもらったり、たまには一緒に料理を作るなんて事もありました。
村の子たちも、純粋で気さくでいい子達ばかりでした。からかうって事はありますが、徹底的で陰湿なイジメが発生する環境ではないのです。
村が小さく、誰もが知り合いなので悪いことをすれば、すぐ知れ渡りますし。
校長先生や担任の先生も、一人ひとりに声をかけるし、気になったことがあればすぐ相談できるぐらいの身近な存在だった気がします。
とにかく、だれもが優しく接してくれた。
でも、ちょっとした差別はあった。
村では全くイジメの無い環境である!とも断言できない事もあったので、伝えておきましょう。
陰湿なイジメとはいかないまでも、差別的な事はありました。
僕たちがイジメられたワケではなく、村の子供のなかに、ちょと、からかわれたりしやすい子がいたのですが、
よくよく話を聞くと、その子は「両親が離婚していて、お母さんだけ、そしてスナックで働いている」って事だった。
どこに行っても、何かしら人の弱みを人間は楽しんじゃうのかなぁと思った。
でも、その子はとても山村留学に来た僕たちにとても親切だった。
お母さんは昼夜逆転生活で、夜はその子一人で家に居たと思うのだけど。その子、小学生だったから、すごい寂しいと環境だとわかったし、
寮生活している僕らよりメチャクチャ強いヤツやん!って思った。そんな状況でも他人を思いやれる。
その状況をまた今思い出したら、何だか泣けてきました。
母親がスナックやキャバクラ、風俗で働いているってだけで、子供をからかうのは良くない事です。
どんな仕事であっても、夜の中の為になって、だれかの為になっていたら、それは立派な事だと僕は思いますよ。
自信がついたら、大復活。
そんな生活が続き、「東京」ってヤツが「もう耐えられん、やっぱ勉強したいし俺は帰るわ!」 といって先に地元に帰る事を決意。
去っていってから、数週間したら僕もあれだけ帰りたくない地元だったけど「どうしても帰りたい!」って気持ちが出てきたことに気づきました。
先を考えてたら、ずっとこの村にいるわけにもいかない事もわかるし、いつかは地元に帰ってなんとか進んでいかないといけないという事を受け入れられる心になっていた。
地元に帰ったら、とうぜん「お前、何してたんや?って言われたらどうしよう」とか「またイジメられる?」って思いが出ましたが
それよりも「地元に帰って、なんとか進学して、一歩踏み出したい!再スタートしたい!」って思いのほうが完全に勝っていた。
村での寮生活では自立できたし、自分のやっている事をバカにするヤツはいない。むしろ褒めて、自信をつけさせてくれる場であったのかもしれない。
本当に変わりたかったら環境を変えろ
いま悩んで、絶対に先に進めない。いっそのこと人生を辞めてしまいたい。そんな自分を変えたいとか、思っているのなら、
環境を完全に入れ替える事が一番の解決方法だと思いますよ。
地元を離れ、自分の事を知らない土地へ行ってしまうとか。でないと変わることはないと思います。海外へ行ってしまうってのもオススメかも。
これは僕の真実の体験談なので納得でしょう。
まとめ
いろいろやってどうにもならないなら「 環境を変えてしまう」って大胆な作戦を考えた両親でしたが、中学生の子供を寮生活させるという不安や、その費用の負担もかなりのものだったと思います。
ただ必死に考えてくれたこその解決方法だったと思います。一生両親には頭が上がらないというか言葉では言い表せられないくらいの感謝しかありません。
もし、自分の子供が将来そんな境遇になってしまったら、同じような方法で解決作を考えると思います。
そして、今回この記事を読んでいただけた方に伝えられたという事だけでも良かった。
ともぞーが「確か何か言ってたっけな?」程度で構いません。頭の片隅にでも印象に残して頂ければ幸いです。
以上、ともぞーでした。
宜しければ、読者登録お願いします!
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